大谷産婦人科 不妊センター

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  不妊症とは 不育症(習慣性流産)

不育症(習慣性流産)


 妊娠はするのだけれどもいつも流産してしまい、何回たっても赤ちゃんに恵まれないという方もいらっしゃいます。こういう方を不育症(習慣流産)と呼んでいます。原因はさまざまで、まず原因を究明することが治療の第一歩となります。

 子宮に子宮筋腫や奇形などの異常があると赤ちゃんが育つことができなくなることがあります。こういった場合には手術を受けて、子宮の異常を治してから妊娠すれば赤ちゃんを生むことができます。

 また抗リン脂質抗体という抗体がお母さんの血液の中にあっても妊娠の継続が難しくなります。抗リン脂質抗体があると胎盤の血管の中で血液が固まって胎盤の血管が詰まってしまいます。こうなると赤ちゃんに酸素や栄養物が行かなくなってしまいますから赤ちゃんは育つことができません。抗リン脂質抗体が原因で不育症(習慣流産)になってしまっている場合には、少量のアスピリンを毎日服用して血液が固まるのを防いだり、ヘパリンを皮下注射したり、副腎皮質ホルモンで抗リン脂質抗体が働かないようにして胎盤の血管が詰まるのを防ぐことができます。

 男性か女性の染色体に異常があって赤ちゃんが育たないということもあります。染色体の異常にはさまざまなタイプがありますが、染色体異常が原因の習慣流産の場合、着床前診断によって流産を回避できる可能性が高くなります。

 その他にも習慣性流産の原因としては、甲状腺の異常、糖尿病、感染症、黄体機能不全などがあります。 通常、3回以上流産された場合を不育症(習慣性流産)と呼びますが、2回以上の流産でも習慣性流産の検査を受けられた方が良いでしょう。

 検査の結果に応じて、上記の低用量アスピリン療法、ヘパリン療法や着床前診断などを受けることにより、流産を予防し、妊娠の継続を可能にすることができるようになります。



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