大谷産婦人科 不妊センター

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人工授精



 元気な精子がちょっと少ない、子宮の入口に精子が入っていかない、あるいは原因不明の不妊症の方にまずお勧めしたいのが人工授精です。

 人工授精というとその言葉から、何か大きな人為的な操作を加える印象を持たれるかもしれませんが、人工授精でお手伝いするのは精子が自分で膣から子宮の中に泳いでいかなくても良いように、精子を子宮の中に入れてあげるということだけです。受精は自然妊娠と同じく卵管膨大部で起こりますし、その後の卵子の着床、発育も自然妊娠と全く変わりません。

 大谷産婦人科では人工授精に際しては精液を洗浄して元気な精子だけを選んで子宮の中に注入します。精液の中には雑菌がいることもありますし、子宮を収縮させる作用をもつプロスタグランジンという物質がふくまれています。洗浄した精子を用いた人工授精ではこのような不純物が入ることはありませんから、妊娠率が高くなります。

 通常のセックスだと膣の中に射精された何億匹もの精子のうち、子宮の中にたどり着くのはその十分の一にすぎません。元気な精子だけをよりすぐって子宮の中に入れてやると、子宮から卵管に向かって泳いでいく精子の数も多くなり、卵子と精子が出会う可能性が上がりますから、妊娠の確率が高まります。

 人工授精で妊娠するためには、子宮や卵管、卵巣などが正常でなければなりません。検査でもし異常が見つかったときには治せるものは治療してから人工授精を受けます。もし、どうしても治すことのできない異常なら体外受精など他の方法を主治医と相談される必要があるかもしれません。

 人工授精を行うタイミングは、排卵の直前に合わせる必要があります。排卵が予想される少し前に産婦人科医の診察を受けて卵巣や子宮の状態を超音波Bスコープで判断し、LHというホルモンの検査や基礎体温表とあわせて判断して排卵日を前もって推定し、その頃に合わせて人工授精を行います。



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