奥様へのメッセージ
結婚して1〜2年経つと周りの人達から「赤ちゃんはまだ」と聞かれ「ううん」とごまかしながら内心さびしい思いをするといった経験は、不妊でお悩みの方皆さんお持ちではないでしょうか。結婚して赤ちゃんのできた幸せそうなカップルを見ると、いてもたってもいられない気持ちになるという方もいらっしゃるかもしれません。実際、結婚して2年たっても赤ちゃんのできない不妊症のご夫婦は10組に1組はいらっしゃるといわれ、欲しいと思いながらも赤ちゃんに恵まれない方は一般の人が考えるより大勢いらっしゃるものなのです。
でも妊娠しないからといって悩んでいるだけでは何も解決しません。最初の受診に心理的な抵抗があるとおっしゃるかもしれません。でも勇気をだしましょう。不妊というものは適切な治療を受ければ治すことのできるものなのです。
不妊症の治療の第一歩は、何が原因で妊娠しないのか、それをつきとめることです。最近の不妊症の治療は一昔前には考えられなかったほど進歩しており、検査の後、以前なら「赤ちゃんはあきらめてほかに人生の意義を見つけたらいかがですか」とお話しせざるをえなかった方にも「大丈夫、あなたも妊娠をあきらめる必要は全くありません」と胸を張っていえるようになりました。
検査の結果、もし不妊の原因がたとえば卵管が詰まっている、あるいはご主人の精子がほとんど無いとわかった場合でも、体外受精、顕微授精、腹腔鏡手術といった治療法によってほとんどの方に妊娠の希望を持っていただくことができるようになりました。無論、不妊でお悩みの方すべてにこのような治療が必要なわけではありません。私どもでは、その方、その方の不妊の原因によって最適の治療を行っています。
赤ちゃんができないからといって悩む必要はもうありません。積極的に診断、治療を受けられることによって赤ちゃんは必ずできると信じましょう。赤ちゃんのいない今は夫婦のすばらしい信頼関係を育むチャンスです。そして、実際に赤ちゃんのできたときには今の悩みの何万倍もの幸せがひろがるのです。 |