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フーナーテスト

 排卵前になると子宮の入り口の子宮頚管では粘液が増えて、膣の中に射精された精子が子宮の中に入っていきやすくなります。しかし、子宮頚管に炎症があったり、粘液の中に精子を殺す抗体があったりすると、精子は子宮頚管の中に入っていくことができなくなったり、入っていってもその中で動けなくなったりします。こういったことが起こっていないかどうかを調べるのがフーナーテストです。

 この検査は排卵の少し前、子宮頚管の粘液の量も増えさらさらとして精子が入りやすくなったときに行います。この検査を受けられる場合には、予約された時間の3時間から8時間前にセックスを行ってください。検査では子宮頚管の内側の粘液を少し取って顕微鏡で調べます。精液の中に元気な精子がいて、子宮頚管の粘液の中に精子を止めてしまう原因がなければ、粘液の中には元気に運動している精子が何匹も見えるはずです。

 精液検査で精子の数や運動率に異常がないのに、フーナーテストで子宮頚管粘液の中に精子が見つからない、あるいは精子はいるけれどもほとんど運動していない場合には、子宮頚管粘液に精子を殺してしまう物質が含まれている可能性があります。このような場合には抗精子抗体や子宮頚管炎の検査が必要になります。


・子宮顕官粘液の検査
・頚管粘液の量の検査
・頚管粘液の牽糸性の検査
・羊歯状結晶
・炎症の検査

子宮顕官粘液の検査
 フーナーテスト以外にも、子宮頚管粘液に異常がないかどうかを調べるために、以下のような検査を行います。


頚管粘液の量の検査
 頚管粘液の量が少ないと精子が子宮に入りにくくなります。排卵直前には0.3ml以上あるのが正常です。


頚管粘液の牽糸性の検査
 排卵直前の頚管粘液はさらっとしている割には伸ばすと糸をひくように伸びる性質があります。10cm以上伸びるのが正常ですが、これが短いときには卵胞ホルモン(エストロゲン)が十分分泌されていない可能性があります。


羊歯状結晶
 排卵直前の頚管粘液をガラスの板の上に載せて乾かし、顕微鏡で見ると植物の「しだ」の葉のような結晶がみえます。これが観察できないときは卵胞ホルモンが十分働いていません。


炎症の検査
 子宮頚管に炎症があると頚管粘液に白血球などの炎症性分が混じり頚管粘液が濁ります。



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